凍てついた 風が
この身を打ちつける
いつからか 世界は
闇に捕らわれた
あたたかな 日々は
続くと信じてた
代わりに失ったものは 大きくて
なくした思い出
こわれた約束もある
でも この気持ちだけは
確かなもの
ひとりたたずむ影に 投げかけた
ひそかに揺れる 小さな光
流れる涙も きっといつかは
止まるはず
いにしえの町を
駆けていく 歌声は
過去を忘れられぬ人々に届く
すりきれた胸の奥に見つけたもの
忘れた真実と 残ったまぼろし
消えてく記憶は
願ってみても戻らない
触れたら 何かが
つかめたろうか
冷えた心を包む 灯火は
あの日 与えられた言葉たち
ひたすら今は進むほかなくて
信じてみよう
白い大地に降る 粉雪は
銀色の未来を描き出す
先を知らぬ明日に たくすのは
夢見た 希望
鳥が金色の翼 広げて
地平線の向こうを目指す
果てしない大空を 追いかけて
飛んで 行きたい |